UTI UML教育研究所
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続はじめるUML 第1回
2006.3.1 掲載
使ってみよう!
前連載は、いかがでしたでしょうか? UMLのバージョン1.xからバージョン2.0へのバージョンアップにより追加された要素を、個々に解説しました。
今回の連載では、引き続きUML2.0の解説として、実際にソフトウェア開発で使用する例としてのケーススタディと、OCUP受験(Fundamental, Intermediate, Advanced)の体験記を掲載します。前連載と同様、UMLはこれからという方にも分かりやすいように、モデリングツールであるパターンウィーバーを利用しながら解説します。

◇パターンウィーバー
パターンウィーバーは、UML2.0に対応したモデリングツールです。先日マイナーバージョンアップ版であるバージョン2.1がリリースされました。Eclipse 3.1.1 に対応するなど、機能強化が行なわれています。プラグイン開発キットの改良もそのうちのひとつです。例えば新しく利用することができるようになった「C++ソースコード生成プラグイン」では、UMLのクラス構造をC++のソースコードとして出力することができます。

その他の新機能についても、次回からの内容の中で、随時利用方法を紹介します。より詳しい情報についてはこちらをご参照ください。また、コミュニティエディションはこちらからダウンロードすることができます。

◇ケーススタディ概要
ケーススタディの題材は、音楽や映画などのネットコンテンツを提供するための「ネットコンテンツ管理システム」です。一般消費者は、入会するとネットコンテンツをダウンロードし、それぞれの課金形態に応じた支払いを行ないます。
本連載ではモデル駆動型の開発方法を採用します。モデル駆動型の開発手法として、OMGで標準化が進められているMDA(モデル駆動型アーキテクチャ)が挙げられます。MDAでは進化の速度が速いIT技術に依存するモデルと、IT技術に依存しないモデルを切り分けてモデリングを行ないます。

略 称
正式名称
概 要
CIM Computation Independent Model コンピューターの内部処理に依存しないモデル
PIM Platform Independent Model 実装言語などのプラットフォームに依存しないモデル
PSM Platform Specific Model プラットフォームに依存するモデル。開発ツールによっては、PSMからソースコードを自動生成するものもある。

本連載では次のように開発工程を分類します。

略 称
概 要
業務分析
(CIM)
システム化対象の業務を把握するための工程です。システム導入前のビジネスプロセス(業務の流れ図)をアクティビティ図で表し、業務に関わる情報や関係、行為などの概念を表現するために、概念クラス図などの静的構造を表すダイアグラムを利用します。
要求分析
(IM/PIM)
業務分析工程にて把握した業務から要求される、システムの機能要求を明らかにします。システム導入後のビジネスプロセスをアクティビティ図でイメージし、抽出された機能要求をユースケース図で表現します。画面、帳票などのユーザインターフェースの検討も同時並行的に行ないます。
設計
(PIM)
システムの論理的なアーキテクチャを表すコンポーネント図をはじめとする静的構造図や、システム内部のオブジェクト間のやりとりを表す相互作用図、オブジェクトの状態の変化を表すステートマシン図などを記述します。
設計
(PSM)
プラットフォームに対応する詳細なクラス図を作成するための相互作用図や、ステートマシン図などを記述します。システムの配置は配置図で表します。

次回はケーススタディの業務分析工程をお送りします。


■筆者紹介
照井 康真/Koma Terui
株式会社テクノロジックアート テクニカルデプト システムコンサルタント



パターンウィーバー(PatternWeaver) ver2.1
さらに使いやすく!
  • 名前空間(ネームスペース)の管理機能を搭載
  • 各種環境設定(デフォルト設定)が可能に
  • モデルのビュー(視点)管理機能を搭載
  • 最新Eclipseにも対応
  • Eclipse3.1.1へ対応
  • 組込み系ユーザにも対応
  • 状態遷移表の機能を搭載
  • C++ソースコード生成プラグイン
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